こんにちは!ゴキブリGメンの高岡です。
今回は、冬にもGが確認された現場をもとに、飲食店で冬場でもゴキブリ対策してほしい箇所をお伝えしたいと思います。
※今回お届けする情報は「チャバネゴキブリ」に特化した内容です。ご家庭でみられる黒ゴキブリと性質が違うチャバネゴキブリについて詳しくはこちらのブログに書いています。飲食店の皆さんには是非知ってほしい知識なのでよかったら是非読んでみてください。
チャバネゴキブリ、冬場見かけなくなるけど、どこに?
冬場って、正直そんなにみなくなるんですよね。忘年会や新年会など繁忙期に差し掛かるので厨房がわちゃわちゃになるんですが、Gはそんなにみなくなるので店長さんも意識が薄くなります。チャバネゴキブリは気温が10度以下になると活動能力も繁殖能力も低下します。越冬もできないほど寒さにはめっぽう弱いので東北地方や北海道ではほとんど生息していません。しかし、衛生管理を怠っている現場だと店舗の中が常に10度以上で、特に熱源がある場合、ほぼほぼ潜伏しているとみていいです。
『台下冷蔵庫』が冬場ゴキブリ潜伏アジトの可能性大
こちらは冬に監査に入った現場です。
(※閲覧注意!ここからゴキブリが登場する動画や画像が含まれます。)
ドライバーで台下冷蔵庫のネジを開けると。。。
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冷蔵庫はコンプレッサーで圧縮して冷やす分、コンデンサー部分が熱くなっています。人の目線から見えない冷蔵庫内部は空気が澱みやすく、床下には水分や残渣もあるので、彼らチャバネゴキブリにとっては年中居心地の良いところなのです…。
取扱説明書を剥がすと。。。
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どうですか。ネジひとつ開けると、彼らの世界が広がっています。
そのほか、食洗機の内部も同様な環境(年中暖かく水分も食べカスもある)です。定期的にネジを回して潜伏箇所はチェックしましょう。
(今回は、ベクトロンFLが登場する前最強だったMC剤を使用して殲滅しました。)
店長さんがドライバーを所持していない店舗は正直、衛生リスクの高い現場です。Gメン高岡も店長さんにする質問として「ドライバーは持ってますか?」と一言聞いています。所持しているか否か、それだけでも現場意識の差が出ます。
配線レールはチャバネゴキブリの交通ルート&長屋敷
次に、同じ現場で見られた生息箇所は配線レール。ここは彼らにとって人目に触れない交通ルート。そして、住処としても利用しています。
配線レールの両端に黒い粉、つまりチャバネゴキブリの糞が確認できたら間違いなく潜伏しています。その場合はレールを剥がして糞を除去するか取り替えましょう。彼らは環境が変わった時点で危険を察知し自分達の居場所じゃないと気づくので、すぐ配線レールに戻ることはないでしょう。
こちら、冬のゴキブリの生態についてまとめた動画です。こちらも参考になれば幸いです。
まとめ
冬場の活動が停滞している時こそ店内のGを討伐しましょう。ここで生き残ったチャバネゴキブリは春以降(梅雨時期〜初夏)気温が20℃を上回った時点で勢力が拡大しネズミ算式に増えていきます。そうなっては店長さんスタッフさんの対応では間に合わず、専門的処置を行わないと現状復帰は不可能でしょう。
そうなる前の対策がコストカットにもなりますし、何より衛生リスクの回避になります。顧客様へ信頼を損ねたり、食中毒を起こしてしまっては店舗生命にも関わります。それくらいの意識を持っていただき、いいお店づくりを続けていただけたらと切に願っております。
現場から以上です。ありがとうございました!
店舗の衛生状況をGメン高岡に見てほしい!という方は
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また、緊急を要する方は
初期施工一発でほぼほぼ殲滅する
承っております。
最後に、ゴキブリに関する情報はYoutubeチャンネル『ゴキブリGメン高岡』で不定期ですが配信しています。チャンネル登録と高評価、よろしくお願いいたします!
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